日産エンジンミュージアム ~ 後編
ピニンファリーナ氏、亡くなりましたか。
また一つの時代が去った気がします。
・・・
日産自動車「横浜工場ゲストホール」訪問記、後編です。
引き続き「エンジンミュージアム」に展示されたエンジンのご紹介。
フェアレディ2000(ダットサンのSR311)に積まれたU20型。1967年ころ。
カム駆動がOHC、キャブが2連装になって125psは進歩だけど、まだカウンターフロー(ターンフロー)なんですね。
サイドバルブからの進化過程を考えれば当然なのかもしれませんが、ずいぶんまどろっこしい事をしていたなぁという印象は否めません。
当時なんかみな縦置きなんだからスペース的にも余裕があったろうに。
時代はぐっと進んで1991年のVH41DH型。シーマに搭載されたエンジンです。
VH型といえば、インフィニティQ45向けに開発されたVH45DE型の印象が鮮烈です。
当時の私、若輩ながら車やバイクのメカニズム、特にエンジンに興味がありました。
そんな理屈っぽいガキの愛読書は「モーターファン」誌。
(高かったので専ら図書館で読んでましたが。^^;)
特に元いすゞの技術者だった兼坂 弘さんの連載「毒舌評論」が大好きで、むさぼるように読んでいたもんです。(重ね重ね嫌なガキだな~。^^;)
VH45DE、高級車用のエンジンなのにまるでレーシングエンジンのような作りがすごかったなぁ。排気バルブなんか中空ステムのナトリウム封入とか。どんだけ回すつもりなんじゃ?
カムトレインもチェーンでした。当時のセルシオに搭載された1UZ-FE型はベルト駆動、ハイメカツインカム系の軟弱実用性と静粛性重視エンジン。実に好対照だったなぁ。
R32型スカイラインGT-R用のRB26DETT型エンジン。
ツインターボ搭載ですな。
ル・マンなどで活躍したレース用エンジン、VRH35Z型。
なんでターボがあんなに離れて配置されているんだろう?
排気管の集合部までを長くとって出力特性を改善したいのかもしれませんが、吸気側の取り回しも長くなってレスポンスが悪くなる気がするんだけど、そんなことないのかな?
ちなみに3,496ccから680ps、80kgm。
まぁすごいけど昔のF-1ほどじゃないか。
可変バルブ技術「VVEL」の模型。
吸気バルブのリフト量と作動角を連続的に可変制御することができるそうで。
模型で実感できるのですが、確かに驚くくらいの変化幅なんですね。
フリクションと慣性ロスが少々気になるところですが、面白い技術です。
2階は横浜工場の歴史紹介。
日産自動車の社史です。
ニッサンってダットサンが元かと思っていたら、少々違うんですね。
確かにダットサンの「快進社」もルーツの一つではありますが、会社としては鮎川義介氏の「戸畑鋳物」が本家本元のようです。
鮎川さんって人は実業家ですね。育ちもいいし。
クルマが好きで始めたというより、事業の一つとして自動車にも進出した、という感じです。
ホンダとは正反対ですな。
昔の風景を再現したジオラマがありましたよ。
D51が走るので動画も撮っちゃいました。
工場前で新型フェアレディの発表会を行っているイメージだとか。
ミニカーの展示もありました。
小学校の社会科見学で日産の栃木工場に行ったんですよね。
その頃のフェアレディZがこのZ31型。
見学のお土産にシルバーのZ31が印刷された下敷き?をもらってうれしかったなぁ。
この辺りで閉館時刻の4時になってしまい、「横浜工場の紹介」「日産の環境技術」の展示はほとんど見ることができませんでした。
今回のお土産はこれでしたよ。
電気自動車、リーフのトミカ。
個人的にはZとかGT-Rの方が良かったけど。(もらっといてゼイタク言うな!ヾ(ーー )ォィ)
日産の企業博物館はこれと、あとは横浜のギャラリーって事になるんでしょうか。
ちょっと企業規模の割にはお粗末かも。
トヨタやホンダ、マツダにも負けてるな。
さて帰るとしますかね。
帰り道で出会ったボルボの大型ダンプ@陸送中。デカいなぁ。
(K-7で撮影、でもISO感度上げ上げなので画質悪し。)
また一つの時代が去った気がします。
・・・
日産自動車「横浜工場ゲストホール」訪問記、後編です。
引き続き「エンジンミュージアム」に展示されたエンジンのご紹介。
フェアレディ2000(ダットサンのSR311)に積まれたU20型。1967年ころ。
カム駆動がOHC、キャブが2連装になって125psは進歩だけど、まだカウンターフロー(ターンフロー)なんですね。
サイドバルブからの進化過程を考えれば当然なのかもしれませんが、ずいぶんまどろっこしい事をしていたなぁという印象は否めません。
当時なんかみな縦置きなんだからスペース的にも余裕があったろうに。
時代はぐっと進んで1991年のVH41DH型。シーマに搭載されたエンジンです。
VH型といえば、インフィニティQ45向けに開発されたVH45DE型の印象が鮮烈です。
当時の私、若輩ながら車やバイクのメカニズム、特にエンジンに興味がありました。
そんな理屈っぽいガキの愛読書は「モーターファン」誌。
(高かったので専ら図書館で読んでましたが。^^;)
特に元いすゞの技術者だった兼坂 弘さんの連載「毒舌評論」が大好きで、むさぼるように読んでいたもんです。(重ね重ね嫌なガキだな~。^^;)
VH45DE、高級車用のエンジンなのにまるでレーシングエンジンのような作りがすごかったなぁ。排気バルブなんか中空ステムのナトリウム封入とか。どんだけ回すつもりなんじゃ?
カムトレインもチェーンでした。当時のセルシオに搭載された1UZ-FE型はベルト駆動、ハイメカツインカム系の
R32型スカイラインGT-R用のRB26DETT型エンジン。
ツインターボ搭載ですな。
ル・マンなどで活躍したレース用エンジン、VRH35Z型。
なんでターボがあんなに離れて配置されているんだろう?
排気管の集合部までを長くとって出力特性を改善したいのかもしれませんが、吸気側の取り回しも長くなってレスポンスが悪くなる気がするんだけど、そんなことないのかな?
ちなみに3,496ccから680ps、80kgm。
まぁすごいけど昔のF-1ほどじゃないか。
可変バルブ技術「VVEL」の模型。
吸気バルブのリフト量と作動角を連続的に可変制御することができるそうで。
模型で実感できるのですが、確かに驚くくらいの変化幅なんですね。
フリクションと慣性ロスが少々気になるところですが、面白い技術です。
2階は横浜工場の歴史紹介。
日産自動車の社史です。
ニッサンってダットサンが元かと思っていたら、少々違うんですね。
確かにダットサンの「快進社」もルーツの一つではありますが、会社としては鮎川義介氏の「戸畑鋳物」が本家本元のようです。
鮎川さんって人は実業家ですね。育ちもいいし。
クルマが好きで始めたというより、事業の一つとして自動車にも進出した、という感じです。
ホンダとは正反対ですな。
昔の風景を再現したジオラマがありましたよ。
D51が走るので動画も撮っちゃいました。
工場前で新型フェアレディの発表会を行っているイメージだとか。
ミニカーの展示もありました。
小学校の社会科見学で日産の栃木工場に行ったんですよね。
その頃のフェアレディZがこのZ31型。
見学のお土産にシルバーのZ31が印刷された下敷き?をもらってうれしかったなぁ。
この辺りで閉館時刻の4時になってしまい、「横浜工場の紹介」「日産の環境技術」の展示はほとんど見ることができませんでした。
今回のお土産はこれでしたよ。
電気自動車、リーフのトミカ。
個人的にはZとかGT-Rの方が良かったけど。(もらっといてゼイタク言うな!ヾ(ーー )ォィ)
日産の企業博物館はこれと、あとは横浜のギャラリーって事になるんでしょうか。
ちょっと企業規模の割にはお粗末かも。
トヨタやホンダ、マツダにも負けてるな。
さて帰るとしますかね。
帰り道で出会ったボルボの大型ダンプ@陸送中。デカいなぁ。
(K-7で撮影、でもISO感度上げ上げなので画質悪し。)
by t_bow2002
| 2012-07-04 22:53
| 車
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バイク、車、鉄道、スキー、写真など話題はとめどなく拡散。H23春、広島から大船に転居。
by t_bow2002
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