コンパクトデジタルカメラ事業から撤退するカシオ。

私はZR200とZR1600の2つを使用中、気に入っているので残念です。

報道によればカシオのデジカメ事業は赤字、18年3月期で49億円に及んだとか。

最盛期の00年代後半は1300億円あった売り上げが前期はその10分の1にまで落ち込んでいたそうで、それじゃどうしようもない。

同じようなカメラばかり増えてもとは思いつつ、つい買っちまいました。

右手前、ZR3200です。

左のZR1600とよく似ていますが、グリップ部分の形状が少し違う。

外観で最も大きな違いはレンズの外周にある「ファンクションリング」。

一眼レフのズームやピントリングのように操作できます。

出荷状態では「ズーム」が割り当てられていますが、私は「露出補正」に変更しました。

モードダイヤル、ZR1600から変わって「ドラマチックスロー動画」が加わって「トリプルショット」が減っています。どっちも使いそうにないな。

「ZR200」にあった「HDR」は復活せず。相変らず「BS（ベストショット）」の中の一つです。残念。

せめてここもカスタムで好みの機能を割り付けられるようにして欲しかった。「TL（タイムラプス）」なんて、使う頻度低いと思うんだけど。

下のコントロールダイヤル、ZR1600では狙った場所で止め難かったのですが、3200では気になりません。改善されたのか、ウチの1600が不良気味なのか。

画素数は最近では少な目の1210万画素、

撮像素子は最近では大きめの1/1.7型、

レンズは（ワイド端だけだけど）明るめのF2.8、

焦点距離は使いやすい（35mmフィルム換算）25～300mm

と、実にバランスの取れたスペックの、カシオの良心と言っていいモデルだと思います。

他メーカーの最新モデルに比べると少し大きいけど、1/2.3型センサーで2,000万画素とか、イヤだし。

ZR1600の後継機種であるZR1800や、広角に振ったZR4000なら1万円ほど安く買えたのですが、ZR4000の19～95mmだと望遠側が物足りないし、せっかくなのでZR3200にしときました。

さて私の眼にはZR1600との違いがわかるでしょうか。笑