アマゾンの創業者ジェフ・ベゾス氏が20日、みずから設立した宇宙開発企業の宇宙船に搭乗し、宇宙への飛行に成功したそうで。

また新しい時代になりましたね。

本当に一般の人が現実的な金額で宇宙を旅することができるのはいつになるでしょうか。

立花隆「宇宙からの帰還」

氏が亡くなったことを知ってから、もう少し読んでみたいと思って買ってきました。

徹底した調査・取材とインタビューでファクトを積み重ねていき、対象に深く鋭く迫って浮き彫りにしていく。熱量に圧倒されます。スゴイ人だったな。

宇宙飛行士たちにインタビューを重ねていくのですが、宇宙に行って世界感・宗教観・人生観が変わってしまった人が多いんですね。

宇宙に出て地球を見るというのはそれだけインパクトのある経験だそうなのですが、その後スペースシャトル計画を経て宇宙飛行士もずいぶん増えた今ではどうなんだろう。ある人が言うように飛行機の続きくらいになってしまった？

「宇宙から地球を見れば国境など意味がなく、人種や民族も宗教もみな同じようなものと感じる。そのうち地球はネイション・ステイト（民族国家）からプラネット・アース（惑星地球）の時代になるだろう。」とある飛行士が述べていましたが、残念ながら統一国家どころかますます分断化が進んでいる気がします。宇宙飛行士たちが期待したより人類はアレだったという事でしょうか。