昨日は静かだったのに今日はまた大炎上。

今週前半でやっと消し止めたのに今度は別なところから。モグラ叩きか。

自分がいなかったら回るのかと思いつつ、でも何とかなっちゃうんでしょうね、きっと。

　・・・

遠藤周作「たかが信長　されど信長」

先日「茅ヶ崎里山公園」のフリマで買った信長本2冊のうち残り。

遠藤周作の対論集になっているんですね。

氏も入れて2名の対談から4名までの5編と「ひとり語り」に「番外」

こないだの立花京子「信長と十字架ー「天下布武」の真実を追う」は独創的かつ独善的な「ひとり語り」だったけど、歴史の解釈なんてそんな単純なものじゃないよね。本作の対談（鼎談・座談・more）における活発な意見交換のように、いろいろな意見や解釈があって当然だと思う。

現在進行形で起きていることだって解釈が分かれるのに昔のことが断定できるわけがない。

でも一番面白かったのは対論番外とされた最終章「作家はなぜ歴史小説を書こうとするのか」だったりする。

辻邦生さんとの対談、なかなかに内容が深くて難解、理解が追い付かなかったけどエキサイティングな対話だった。

遠藤周作は「短編はダメ」だったそうで、そいうや氏の作品はずいぶん読んだけど、吉村昭のようなキレのある短編の記憶はない。

そして5，6冊に及ぶような長編も（読んだこと）なくて、程よい長さのものが多いと思う。

辻邦生さんの作品は読んだことなかったから探してみよう。