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試乗 ~ YAMAHA XJR1300

SL230とのデートを早めに切り上げて、VTR1000Fに乗り換えてから向かったのはヤマハ系の販売店。
新型“XJR1300”の試乗車に乗せてもらいました!
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いや、別に購入を真剣に検討しているという訳ではないのですが、
VTR1000Fの前傾ポジションが少々キツく感じるときもある今日この頃、
今やリッタークラスの主流とも言えるビッグネイキッド、どんなもんか知っておくのも悪くないと思った次第。

試乗車の塗色はブルーメタリック。ガソリンタンクの下半分にあしらわれたチェッカー模様がスポーティーさをかもし出しています。
(奇しくも、私のヘルメット“アライ ラパイドOR STAR FLAG”とコーディネイトばっちり!!)
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今や貴重な存在の空冷エンジン。細かな冷却フィンが美しいですが、燃料供給のインジェクションかに伴って設置された遮熱板(?)が少々目障り。

お店の人にエンジンをかけてもらいます。
インジェクションなので、チョークノブもなし。短いクランキングで一発始動、メカノイズも少なく、いかにも新しい車両という感じで粛々とアイドリングしています。

またがってみると、VTR1000Fよりシートは若干、高め。
車体を起こすと、ズシッと手(脚)応え。  うっ、やっぱりVTRより重い…。

気を取り直してスタート。
う~ん、やっぱり4気筒はスムーズです。
ほぼアイドリングで無造作にクラッチをつないでも、さすが1300cc!のトルクと相まって、
1000回転位からでも苦にもしないで加速していきます。
止まっている時の重さも、走り出せば嘘のように軽く感じ、車線変更や交差点の左折も軽快にこなします。
やっぱりアップハンドルは楽だなぁ。

少し開けた道に出たので、ここぞ!とワイドオープン。
1速9500回転はあっという間、2速でようやく加速感を楽しめます。
「フォーン!」とも「クォーン!」とも形容できる、澄んだ排気音を伴って実にスムーズに、シャープに回り切ります。
基本設計は確か、FJ1100をルーツとする古いエンジンの筈ですが、嫌な振動もなく、シルキーとも言える爽快な高回転域です。
(ちょっと私のレガシィ、BP型 2.0i B-SPORT LIMITED の回り方にも似ています。)

3速にシフトアップしても加速は全く衰えません。
当然、国内馬力規制の100馬力ですが、これなら高速道路以外では不足を感じる事もないでしょう。

中国山地のワインディングで堪能したBMWのハイパフォーマンスバイク “K1200R”のように、過剰なレスポンスのよさから来る神経質さもありません。

XJR1300自慢の装備である“オーリンズ”社製の最高級リアショック
本当にいいのかなぁ、とマユツバ状態だったのですが、振り返ってみると、あれだけ1~3速という低いギアで急加速しても全く車体の挙動が乱れませんでした。
なんというか、もっちりとした、腰のある接地感だった気がします。

前にスズキのGSX-1300R“ハヤブサ”で同じような走り方をした際には、路面のちょっとしたギャップやら、横断歩道のペイントなどを通過するたびに後ろがバタバタして、エンジンをウワンウワンいわせていた記憶があります。
やっぱり性能いいのかなぁ。

すぐに前の車に追いついたので、ガチャガチャと一気に6速にシフトアップして巡航。
まったりモードに切り替えです。
アップハンドルで上体が起きた“殿様ポジション”のため、視線が高くて気持ちいいですね。
車で言うと、ミニバンの感覚でしょうか。

このアップハンドル、スピードが上がったらSL230みたいに風圧がキツくなって大変なのかなと思っていたのですが、意外に楽でした。
SL230みたいにハンドルの幅が広くないのと、わずかに前傾した姿勢のためのようです。

このジャンル(オーバーリッターネイキッド)、これなら確かに売れる筈です。

日本国内の交通環境にジャストフィットした走行性能、
日本人の浪花節系感性に訴える、ちょっとレトロ風にして豪華なつくり。

気になった欠点は、ミッションの入りの悪さくらい。
昔、1ヶ月、1300kmだけ一緒にいた初代YZF-R1のタッチの固さを思い出しました。
まぁ、これも慣らしが進めば改善されるのでしょう。

実は以前、出たばっかり、1200ccの頃のXJRにも試乗したことがありました。

あの時感じたのは“乗りやすさ”ばっかりで、スポーティーさは微塵も感じなかったものですが。あれから9年、XJRも別のバイクのように進化していました。

あとは222kgという乾燥重量がもうちょっと、軽ければいいのになぁ。
やっぱり経験的にも、峠で一体感を感じる事ができるのはメーカー公表値の乾燥重量が200kgまでだと思います。

帰り道、自分のVTR1000F “FIRESTORM”号に乗って帰ると、
まずは道路しか見えないような前傾ポジションにビックリ。

でも、このバイクを抱き抱えるような姿勢がバイクとの一体感を高めているんですね。

どうもアップハンドルだと、バイクとの距離を遠く感じて、思い切った操作ができません。
(慣れが解決するのかもしれませんが…。)

4気筒のスムーズさもいいですが、ビッグツインの躍動感、鼓動がやっぱりイイ!
Vツインの、まるで生き物のような有機的なフィーリング。もう完全に体に染み付いています。

まだまだVTR1000F、乗り続けることになりそうです。
by t_bow2002 | 2007-07-02 23:11 | バイク | Comments(0)


バイク、車、鉄道、スキー、写真など話題はとめどなく拡散。H23春、広島から大船に転居。


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