(続き)試乗 ~ 新型インプレッサ
昨日に引き続き、新型インプレッサ試乗の話題。
可もなく不可もなくだった20Sの次に乗ったのは15S。
廉価版といえなくもないのでしょうが、実は密かに期待していたグレードでした。
先代インプレッサのモデル末期に搭載された新型エンジン「EL15」。
ボア&ストロークは77.7mm×79.0mmと、本当にロングストローク型。
EJ20の92.0×75.0よりもストロークが長い!
それでいて最高出力(110ps)の発生回転数は6400rpmと、高回転も伸びそうな予感。
残念ながら(?)ディーラーの営業マンが同乗したため、試乗コースはいつも通りのバイパス往復となりました。
まずは登り坂のランプからバイパスに合流。
20Sに比べると明らかに力がなく、タコメーターの針は跳ね上がります。
ただ、音質は気持ちのいいもので、決して回すことが苦になるエンジンではありません。
往路は下り坂が多いため、クルージングは快適そのもの。
「これで十分かも。」と比較的好印象で折り返しました。
復路は登り坂が多い、エンジンの実力が問われるコース。
ここで完全に馬脚を現してしまいました。
絶対的にトルクが不足なのか、ATの制御の問題なのか。
流れに乗って走る程度でも、ちょっとアクセルを踏むとすぐに4速から3速にキックダウン。
4速ATの悲しさでエンジン回転は急上昇、結果、思ったより加速しすぎてアクセルを緩めると、すぐにシフトアップ。
再びじわりと踏んでもやっぱりシフトダウン。
なんだか気分的に非常にせわしないし、運転も荒くなるし、燃費にもマイナスでしょう。
やっぱりトルク不足を補うためにも多段ミッションが欲しいなぁ。
いっそCVTという手もありそうですが…。
実際、“常時”表示されている平均燃費計の数値は8キロ台。
ディーラーマンも、20Sと実燃費は変わらないと吐露していました…。
15S、これはマニュアルで乗るグレードかもしれません。
重量差は30kgしかありませんが、MTなら5速になります。
さらにAWDは諦めてFFなら更に60kgマイナスで1230kg。
車体が大きいので、私が昔乗っていた日産パルサー X1-R(1600ccで確か1080kg位)には及ばないものの、そこそこ軽快に走れるでしょう。
EL型エンジン、
せっかくのロングストローク+可変バルブタイミングという素性の良さそうな最新設計をこれで終わらせてしまうのはもったいないです。
大きいピストンを入れて2.2L位にすれば、いいエンジンになりそうな気もします。
最後に乗ったのは2.0L+ターボのWRX改め“S-GT”。
肩のサポートが物足りなかった15S、20Sと違って、しっかりとした一体型バケットシートに好感を持ちましたが、実はこれもオプションだそうで…。
メーターもタコメーターが中心に座る、赤い文字の自発光式のもので、気分を盛り上げます。
走り出すと、15Sはもちろん、20Sと比較しても明らかに重厚感のある、どっしりとした乗り心地。
フロントが50kg重いためでしょうか。
レガシィと同じく“等長等爆エキゾ−ストシステム”になっているため、こちらもドコドコ音は皆無。スムーズに、力強く加速します。
乗り心地も固めではあるものの不快に感じる事もなく、ちょうどいい締め具合。
これなら同乗者から苦情が出る事もないでしょう。
あらゆる部分で過剰な刺激を感じることがなく、ホットハッチというより、グランドツーリングカーという印象。
刺激が欲しい人はSTIバージョンの登場を待つべきでしょうね。
総じて辛めの評価になってしまった新型インプレッサ。
もうちょっと、ブレイクスルーというか、技術的トライが欲しかったなぁ…。
そうそう、最後になりましたが一番の不満点。
後中央席の3点式シートベルトとヘッドレストが、サイドエアバッグとのオプションでしか装備されないなんて、完全に×。
いささかガッカリしました。
マイナーチェンジに期待でしょうかね…。(今から?)
可もなく不可もなくだった20Sの次に乗ったのは15S。
廉価版といえなくもないのでしょうが、実は密かに期待していたグレードでした。
先代インプレッサのモデル末期に搭載された新型エンジン「EL15」。
ボア&ストロークは77.7mm×79.0mmと、本当にロングストローク型。
EJ20の92.0×75.0よりもストロークが長い!
それでいて最高出力(110ps)の発生回転数は6400rpmと、高回転も伸びそうな予感。
残念ながら(?)ディーラーの営業マンが同乗したため、試乗コースはいつも通りのバイパス往復となりました。
まずは登り坂のランプからバイパスに合流。
20Sに比べると明らかに力がなく、タコメーターの針は跳ね上がります。
ただ、音質は気持ちのいいもので、決して回すことが苦になるエンジンではありません。
往路は下り坂が多いため、クルージングは快適そのもの。
「これで十分かも。」と比較的好印象で折り返しました。
復路は登り坂が多い、エンジンの実力が問われるコース。
ここで完全に馬脚を現してしまいました。
絶対的にトルクが不足なのか、ATの制御の問題なのか。
流れに乗って走る程度でも、ちょっとアクセルを踏むとすぐに4速から3速にキックダウン。
4速ATの悲しさでエンジン回転は急上昇、結果、思ったより加速しすぎてアクセルを緩めると、すぐにシフトアップ。
再びじわりと踏んでもやっぱりシフトダウン。
なんだか気分的に非常にせわしないし、運転も荒くなるし、燃費にもマイナスでしょう。
やっぱりトルク不足を補うためにも多段ミッションが欲しいなぁ。
いっそCVTという手もありそうですが…。
実際、“常時”表示されている平均燃費計の数値は8キロ台。
ディーラーマンも、20Sと実燃費は変わらないと吐露していました…。
15S、これはマニュアルで乗るグレードかもしれません。
重量差は30kgしかありませんが、MTなら5速になります。
さらにAWDは諦めてFFなら更に60kgマイナスで1230kg。
車体が大きいので、私が昔乗っていた日産パルサー X1-R(1600ccで確か1080kg位)には及ばないものの、そこそこ軽快に走れるでしょう。
EL型エンジン、
せっかくのロングストローク+可変バルブタイミングという素性の良さそうな最新設計をこれで終わらせてしまうのはもったいないです。
大きいピストンを入れて2.2L位にすれば、いいエンジンになりそうな気もします。
最後に乗ったのは2.0L+ターボのWRX改め“S-GT”。
肩のサポートが物足りなかった15S、20Sと違って、しっかりとした一体型バケットシートに好感を持ちましたが、実はこれもオプションだそうで…。
メーターもタコメーターが中心に座る、赤い文字の自発光式のもので、気分を盛り上げます。
走り出すと、15Sはもちろん、20Sと比較しても明らかに重厚感のある、どっしりとした乗り心地。
フロントが50kg重いためでしょうか。
レガシィと同じく“等長等爆エキゾ−ストシステム”になっているため、こちらもドコドコ音は皆無。スムーズに、力強く加速します。
乗り心地も固めではあるものの不快に感じる事もなく、ちょうどいい締め具合。
これなら同乗者から苦情が出る事もないでしょう。
あらゆる部分で過剰な刺激を感じることがなく、ホットハッチというより、グランドツーリングカーという印象。
刺激が欲しい人はSTIバージョンの登場を待つべきでしょうね。
総じて辛めの評価になってしまった新型インプレッサ。
もうちょっと、ブレイクスルーというか、技術的トライが欲しかったなぁ…。
そうそう、最後になりましたが一番の不満点。
後中央席の3点式シートベルトとヘッドレストが、サイドエアバッグとのオプションでしか装備されないなんて、完全に×。
いささかガッカリしました。
マイナーチェンジに期待でしょうかね…。(今から?)
by t_bow2002
| 2007-07-04 22:54
| 車
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Comments(0)
バイク、車、鉄道、スキー、写真など話題はとめどなく拡散。H23春、広島から大船に転居。
by t_bow2002
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